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SMART BRAIN
-MASKED RIDER-
仮面ライダー555
-STORY-
第4話
おれの名前・後編 -2/16放送-
九州・ガソリンスタンド。給油に立ち寄る2人の若い男。1人は突然、オルフェノクに変身すると店員を襲撃。そしてもう1人の男には、スマートレディからベルトの在り処を告げる電話が入る。バイクにまたがりベルトを追う2人。
そのころ巧たちは、キャンプの準備をしていた。なぜか啓太郎もいる。冷め切った巧の言動に反感を抱く啓太郎だが、自分は真理と一緒に人助けに命を賭けると、東京まで同行する決意を語る。当の真理は、なぜ父がバイクと変身ツールを送ってきたのか、事の真相を知りたいだけなのだが・・・。
一方、再生し自宅に戻った結花には、勇治と同じような異変が起きていた。まだ帰宅していない妹・道子の声が、どこからともなく聞こえてきたのだ。「痛い、誰か、助けて・・・」。結花は、道子の帰りが遅いと心配する両親を連れ、声のする方へと夜の道を走り出す。ほどなく、結花たちは、足を挫いて歩けなくなっている道子を発見。母親は、道子の無事に安堵し結花に感謝する。しかし、結花を毛嫌いする道子は、あろうことか怪我は結花のせいだと嘘をでっち上げる。挙げ句、道子びいきの父はその言葉を鵜呑みにし、結花は家を追い出されてしまうのだった。
一人、雨の中を傘もささずにさまよう結花。一瞬、結花の体にオルフェノクの姿が浮かび上がる・・・。
翌朝、九州では大事件がぼっ発。巧たちが目を覚ますと、変身ツール一式とともに啓太郎がいなくなっていたのだ。
啓太郎は燃えていた。巧はもちろん、真理すらも人助けにはあまり関心がないのだと知った彼は、我こそが、このベルトでみんなを幸せにするんだという強い気持ちに駆り立てられていた。「多くの人を助けるための人生が始まる」と、結花へのメールに熱い思いを書き込む啓太郎。東京へ向かう旨も伝えたメールには、結花から「早く会いたい」という返信が届く。心踊る啓太郎。だが、メールを打つ結花の目には涙があふれていた。嘘つきな自分。エスカレートするイジメ。出口のない感情。孤独・・・。そして、遂に結花の中で何かが弾ける。
部活に向かう結花。閉じられる体育館の扉。結花に浴びせられる罵声。その声は悲鳴となり・・・やがて、静まり返った体育館から結花がひとり姿を現わす。無言で倒れている部員たち。その間をバスケットボールが静かに転がっている。
そのころ、啓太郎の前には、ガソリンスタンドで店員を襲った2人組が現れていた。後込みしながらも、ベルトを装着し変身を試みる啓太郎。だが、啓太郎の体は、凄まじいエネルギーに吹き飛ばされてしまう。迫るオルフェノク。後を追ってきた巧と真理が現場に到着するが、オルフェノクの攻撃に近づくことができない。そして遂に、啓太郎の腰からベルトが奪われる。オルフェノクは一旦、人間の姿に戻りベルトを装着すると、なんとファイズに変身してしまう。対抗の術なく逃げる3人。その時、巧の脳裏にふと真理の寝言が蘇ってくる。「逃げんなよ!ひきょーもん!」。葛藤するも、なぜかその言葉に抵抗できない巧は、バイクにまたがりファイズめがけて突進。啓太郎も、自分の無力さを顧みずに、棒切れを振り上げファイズに殴り掛かっていく。勝ち目のない戦いに、どうしようも無く叫ぶ真理。「やめて!」すると、次の瞬間、真理のバイクが突然、変形を始める。驚く真理の前で、ロボタイプになったオートバジンは猛然とファイズにアタックを開始。吹っ飛んだ衝撃でファイズはオルフェノクの姿へと戻り、ベルトは巧の前へ転がる。巧はすかさずファイズへと変身すると、オルフェノクと対峙。ギリギリの戦いは、ファイズのキックがオルフェノクに炸裂し、ようやく幕が降りる。
その後、3人は東京行きのフェリーに揃って乗船。船中、啓太郎はしきりに自分の行動を詫びている。その言葉を聞いているのかいないのか、巧はようやく拒み続けていた自分の名前を啓太郎に伝える。さらに巧は、どういう心境の変化か、ベルトの保管は今後自分がすることと、オートバジンを受け継ぐことを真理に告げるのだった。
その夜、東京では、行く当ても無く膝を抱え泣いている結花の前に、勇治が現れる。勇治は告げる。「君の仲間だ・・・」。
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