SMART BRAIN
-MASKED RIDER-
仮面ライダーカブト
-STORY-
第6話
-3/5放送-

ひより(里中唯)が待つ東京タワーへと向かっていた天道(水嶋ヒロ)だったが、ゼクトルーパーに包囲され動きが取れなくなった。駆けつけた加賀美(佐藤祐基)が割って入ろうとするが、東(小川敦史)は「ベルトを渡せ」と天道に詰め寄る。それでも止めようとする加賀美に東は銃を突きつけるが、それを見た天道はおとなしくベルトを差し出し、自らもZECTに拘束されていく。
天道が言っていた“企み”とはこのことだったのか…。
先走ったことを後悔する加賀美に、天道は東京タワーへ行って欲しいと言い残す。
さっそく岬(永田杏奈)の取調べを受ける天道。
「カブトの正体はあなたなの?」。
そんな質問にも持ち前の話術で天道は岬を煙に巻いてしまう。
天道のことですっかり東京タワーのことを忘れていた加賀美があわててタワーへと行くと、警備員から声をかけられた。慣れない人ごみの中で一人にされたひよりは倒れてしまい、警備員室で休んでいたらしい。
ひよりは約束を破った天道を非難するが、加賀美は必死で「あいつは嘘をつくようなヤツじゃない」と庇う。が、ひよりは聞く耳を持とうとしない。
嘘をついているのは天道じゃなく自分なのに…。
加賀美は自らを責める。
ひよりは天道の家を訪ねるが、ひとり樹花(奥村夏未)がいるだけ。どうやら樹花にも何も告げずにいなくなってしまったらしい。
そこへ天道から電話が入った。
岬やゼクトルーパーに囲まれながら電話をする天道は、友達の悩み相談に乗っていると嘘を。おまけにひよりに対してわびるどころか、自分に代わって樹花のためにホットケーキを作ってやってくれという。
どこまで図々しいんだ。
思わずひよりが声を荒げると、天道は「俺はそばにいる。世界で一つだけのチューリップをお前だけにプレゼントする」という。
何を今さら…。天道の言葉が信じられないひよりは電話を切るが、天道を庇う樹花のためにホットケーキを焼いてやる。
ホットケーキを食べながら屈託のない笑顔を見せる樹花。俺がずっとそばにいてやるって言ってくれたから心配していない、という樹花の言葉に、ひよりは響くものを感じて…。
田所(山口祥行)から強引に岬らの居場所を聞き出した加賀美は、ゼクトルーパーからヘルメットなどを奪うと、自らゼクトルーパーになりすまして建物の中へ。そのときワームがビルを急襲、大騒ぎとなる中、加賀美は天道を救出しようと上へと上がっていく。
が、途中でゼクトルーパーに見つかり大ピンチ。とっさに加藤と名乗りごまかそうとすると、ゼクトルーパーはヘルメットを取った。
「俺だよ」。
拘束を逃れた天道だった。
天道と加賀美が階下へと降りると、駐車場はワームに襲われ悲惨な状況に。そんな中、東は岬を指令車に乗せ、どこかへと走り去ってしまった。
ワームがZECTのメンバーに擬態し、ZECTの本部を狙っているのかも。
天道の言葉に従い周囲を見渡した加賀美は、東らの遺体を発見した。
ということは、岬を車に乗せたのは…。
加賀美は岬に電話し、一緒にいる東らがワームであることを告げる。
岬はライダーベルトを奪い、車から降りようとするが、東=ワームが本性を現した。
そこへ駆けつけた天道が車を攻撃、車体が大きく揺らぐ間に岬はベルトを手に外へと飛び出す。
岬は意を決したように天道にベルトを差し出した。
「このベルト、あなたに託すわ」。
ベルトを再び手にした天道はマスクドフォームに変身。数体のワームを撃退すると、ライダーフォームにキャストオフ。エピラウナワームにあわせてクロックアップする。
目にも留まらぬ速さで戦うカブトとエピラウナワーム。最後はカブトのライダーキックが炸裂。エピラウナワームは爆裂霧散してしまう。
鮮やかな戦いを目の当たりにしながら岬は、カブトが天道だとは報告しないと宣言。加賀美は心からの喜びの笑顔を浮かべる。
一方、ひとり寂しく帰ってきたひよりは、東京タワーに鮮やかに浮かび上がったチューリップと妖精のイラストを発見する。
「世界で一つだけのチューリップ…」。
天道の言葉の意味を理解したひよりは珍しく笑顔になり…。
そんな悲喜こもごものドラマが展開した東京。その大都会をとあるビルの屋上から謎のライダーが見下ろしていた…。
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