SMART BRAIN
-MASKED RIDER-

仮面ライダーカブト
-STORY-
第3話
-2/12放送-


ライダーバイク=カブトエクステンダーを持ち出しながら、カブトに奪われてしまった加賀美(佐藤祐基)。大失態に怒りをあらわにした岬(永田杏奈)は加賀美を平手打ちにすると、あなたにZECTのメンバーはつとまらない、と言い放つ。

新たなワーム、ランピリスワームが出現した。ゼクトトルーパーを蹴散らすと、警官に襲い掛かりその警官に擬態。さらにその様子を目撃した女性・ユキ(菊地美香)に擬態する。瞬間、見詰め合う2人のユキ。パトカーが駆けつけると、片方のユキがもう一人を捕まえようとするが髪をほどかれたまま逃走。髪をアップにしたユキが逮捕される。

岬の言葉にショックを受けた加賀美は、悶々としながらもビストロ・サルでバイトを。クサクサする彼の目の前に、ひより(里中唯)がまかないのさば味噌を出してきた。やっとひよりのさば味噌が食べられる。大喜びの加賀美の前に、突然天道(水嶋ヒロ)が現れた。もとはと言えば、こいつのおかげで…。
加賀美が怒りをぶつけようとすると、天道はちょっとした隙をついてさば味噌をパクパク。しかも天道が注文した追加分のさば味噌もさばが切れてできないという。
空っぽになった皿を前に頭を抱える加賀美で…。

天道は加賀美から7年前の隕石落下を契機にワームが現れるようになったこと。ワームが人間に擬態し、人類とともに日常を営んでいることなどを聞き出す。加賀美はそんなワームに対して異常なまでの怒りを見せるが、どうやらワームに対して恨みがあるらしい。

ユキの一件がZECTに報告され、岬は留置所のユキを調べ、加賀美は逃げたユキを追うことになった。留置場で泣き叫ぶユキから事情を聞く岬。どうやら本物のようだ。一方、加賀美は自宅近くで髪を下ろしたユキを発見、尾行するが気づかれてしまう。あわてて後を追おうとした加賀美だったが、意外な人間とすれ違い動きが止まってしまった。
「……亮!?」。
気をとられている間にユキを見失ってしまう加賀美。そんな彼の前に天道が現れた。

事情を聞いた天道はユキが留置されている警察署へ。2人のユキを泳がせておけば、どちらかが片方を殺そうとするはず。殺そうとする方がワームだ、という。確かに天道の言うとおりだが、だからと言って留置場から勝手に出すわけにはいかない。加賀美は止めるものの、天道がおとなしくきくわけがない。

看守の制止を振り切り、留置場までやってきた天道は岬の目の前でユキを連れて出て行く。
「あなた何なの?」。
岬の質問に天道は「総てを司る男…」と例のポーズを。

加賀美を犠牲にする形で強引に警察署を出た天道はユキを解放。遅れてやってきた加賀美は天道を連れて逃げていくユキを尾行する。
ユキはデートの相手が待つ遊園地へ。そこでもう一人のユキと鉢合わせしてしまった。2人のやりとりを見て逃げていたユキをワームと判断した加賀美。留置場にいたユキをかばいつつ、銃を構えるが、その背後でユキがランピリスワームへと変身した。

天道はカブトゼクターを手にすると「変身」。
カブト・マスクドフォームとなってランピリスワームを追い詰める。が、ランピリスワームはクロックアップ。マスクドフォームもキャストオフし、ライダーフォームへ。自らもクロックアップし、ランピリスワームを追う。
超高速でランピリスワームと激しい戦いを繰り広げるカブト。
最後はライダーキックを一閃、ランピリスワームを粉々に打ち砕く。

変身を解除した天道は、ワームは加賀美が倒したことにしろという。
彼なりのやさしさか、と思いきや、加賀美がZECTを解雇されては貴重な情報源が失われてしまうから、とか。
あきれる加賀美だったが、再び一人の青年を見かけると「亮!」と言いつつ走り去ってしまう。
一人残された天道、その背後に新たなワームが現れて…。


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