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SMART BRAIN
-MASKED RIDER-
仮面ライダー555
-STORY-
第10話
謎のライダー -3/30放送-
勇治のマンションに直也が戻ってくる。手にしたファイズのベルトについて尋ねる勇治に、直也は落ちこぼれのオルフェノク対策にスマートブレイン社長がくれた物だと答える。人間を襲わないオルフェノクや、人間を守ろうとするオルフェノクを始末するために・・・と。
翌日、勇治はようやく社長・村上との面会を果たす。村上は、自分が社長となった今、人間を襲うことを拒否し続ける勇治の生き方は許されないと忠告する。それでも「僕は人間です」と応じる勇治に、村上は“下の下”の判断を下すのだった。
その頃、直也は結花の干渉に再び癇癪を起こし、ベルトとともにマンションを飛び出ていた。慌てて後を追う結花。だが、すでに直也の姿はなく、立ち尽くしているところを通りかかりの男たちに絡まれてしまう。「一緒に遊ばない?」と言い寄る男たちに、結花は意外にも素直に従う。ところが、人気の無い場所までやってくると、結花は態度を豹変。無気味に微笑みクレインオルフェノクへと変化すると、ためらうこと無く男たちに襲いかかるのだった。恐ろしい一面をさらけ出す結花。やはり結花は、スマートレディが言うように人間を憎んでいるのか・・・?
一方、巧は、何をしても身が入らずボーっと時間を過ごしていた。真理と啓太郎は、ファイズでいられなくなって落ち込んでいるのかもと、心配そうに見守るのだが、巧は強がるように、2人の気遣いを迷惑がって店を出ていってしまう。ちょっと1人にさせてあげようと、2人が後ろ姿を見送った直後、真理に一通のメールが届く。送られてきたのは同窓会の写真。真理を含め12名の男女が写っている。その構図は、謎の落盤事故で作業員が見つけた不思議な教室の壁に貼られている一枚の絵に酷似していた。絵の下には『園田真理』の名が・・・。いったいどんなつながりが?
「俺について来れっか?」。行く当てもなくバイクを走らせる巧の横に、意外な人物が現れ声をかける。オートバジンを駆る直也だ。挑発に乗ってきた巧に、「お前には借りがあったからな!」と、いきなり体当たりしてくる直也。かつて、ファイズとオルフェノクとして戦った時のことを言っているのだが、巧には何のことなのかまるで分からない。危うく転倒しそうになりバイクを止める巧。前方で振り向く直也。そのとき、直也の携帯電話が鳴り、村上から指令が伝えられる。「次のターゲットが決まりましたよ。ミスター・ファイズ」。直也は巧へのちょっかいをやめ、無言のまま走り去る。だが、巧にしてみればこのまま黙って引き下がるわけにはいかない。こんなことを仕掛ける奴が、ファイズだというのも気に入らない。「俺の方がまだマシだったぜ」と、巧は直也の後を追いかける。
同じ頃、洗濯物を届けに結花を訪ねた真理と啓太郎は、そこで結花と勇治が同居していることを知る。それぞれ再会に胸ときめかせ、啓太郎は結花を、真理は勇治をポーッと見つめていたその時、勇治に直也からの呼び出しがかかる。出かけていく勇治。見送った後、結花の脳裏に直也の言葉がよみがえる。“落ちこぼれのオルフェノクを始末する”・・・。もしや直也は勇治を!?不安にかられた結花は、啓太郎に頼み、配達用のワゴンで勇治の後を追うのだった。
案の定、直也は勇治を前にファイズへと変身し、次なるターゲット=ホースオルフェノクの始末に取りかかっていた。激しくぶつかり合う両者。戦況は次第にファイズ有利に傾いていく。が、勇治にはある確信があった。直也に自分は倒せない。その確信通り、ファイズはとどめを刺す段になって、一瞬、動きを止める。瞬間、反撃の一撃をファイズに見舞うホース。吹っ飛んだファイズからはベルトが弾け飛び、直也は元の姿に。同じく変化を解いた勇治は、直也に「頭を冷やせ」と言い残し立ち去っていく。
一人悔しがる直也のもとに、到着した結花が駆け寄る。だが、荒れる直也は結花を冷たく突き飛ばす。正義の味方にあるまじき直也の行為に、啓太郎は仰天。「タッ君の方がまだマシだ!」とベルトを奪取する。直也はホースに受けたダメージに倒れ追いかけて来なかったが、代わりに人間を襲うことを覚えてしまったスネイルオルフェノクが啓太郎の前に現れる。そこに、直也を追ってきた巧が到着。ベルトを投げ渡された巧は、啓太郎の期待に応えファイズへと変身、うっぷんを晴らすかのような見事な戦いぶりでオルフェノクを撃破する。その様子を見つめる一つの影・・・それは、もう一人のライダー・・・?
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